ヘモグロビンA1c(HbA1c)値とは糖尿病の検査だけでなくアンチエイジングにも使います。
ヘモグロビンA1c値とは
糖尿病とヘモグロビンA1c値
血液検査の、「HbA1c」という項目は、
糖尿病かどうかを調べる非常に重要な数値。
これは、ヘモグロビンA1c(エーワンシーと読む)という言葉の略、
糖尿病になりかけてないか?
糖尿病が悪化してるか良くなってるか?が、分かる。
ヘモグロビン(Hb)なら、理科で聞いたことありますね?
血液の赤血球に含まれているタンパク質の一種。
ヘモグロビン(Hb)は、酸素を全身に送る役目を果たしますが、
このヘモグロビン(Hb)は、血中のブドウ糖ともくっつきやすいので、
ブドウ糖とヘモグロビン(Hb)がくっついた物がヘモグロビンA1cで、
糖尿病の状態を調べる、血液検査の項目です。
通常、赤血球の寿命は4ヶ月と言われ、
その間、血液中に余分なブドウ糖があると、
血管をグルグル周る赤血球にどんどんくっつきます。
余分なブドウ糖があふれている状態を、高血糖状態といいますが、
これがが長く続くとヘモグロビンA1cの数値が上がります。
だから、血液検査でHbA1cの値が高いなら、血糖値が高い状態が長期間、
続いているという事です。
HbA1cは正常なら、HbA1c値は基準値は4.3~5.8%で、
低いほど良いといいますが、4以下は、
体内で出血などの可能性もありますので注意が必要です。
HbA1c5.8以上なら高血糖状態が続いていて糖尿病になる危険性あるということ。
この数値が、8.0%以上が長く続くと、危険な病気になると言うので、
糖尿病に対して医師は、この数値を下げることを目標にします。
HbA1c値は、血糖値より正確に血糖の状態が分かる。
HbA1c値は過去120日の血糖状態がわかる。
しかし血糖値は、血液検査をした時の血糖状態しか分からない。
だから、食前と食後ではぜんぜん違う。
また、強いストレスを感じるだけでも、血糖値が上がる。
だから、血糖値が下がっても安心せず、HbA1cを重視すること。
血糖値が、あまり下がらなくても、
このHbA1cが下がっていたら、糖尿病が良くなっているかも。
糖尿病の人は老化が早いことは有名ですが、
その理由は、ヘモグロビンに限らず、体中のたんぱく質にくっついて糖化したたんぱく質を、
血糖が作ってしまうこと。
例えば、骨のコラーゲンを糖化(老化)させたら骨折しやすくなる。
肌のコラーゲンを糖化(老化)させたらしわしわになる。
だから、アンチエイジングには、血糖値を上げないことが重要です。
しかし、病院で食事制限や運動など一生懸命頑張っても、
このHbA1cが下がらない人が多い。
その原因は、病院食が旧式のカロリー制限ばかりにとらわれて、
糖質制限を上手に管理できていない事と、
同じくカロリーが高いと、必須脂肪酸の摂取が足りないことです。
詳しくはまた書いていきたいと思います。
(※)2012年4月1日より、
日本糖尿病学会はHbA1cを、国際標準値(NGSP値)と併記する。
これまでの数値(JDS値)より約0.4%高い。
日本の基準の方がより健康的ですが、それを基準に効かない糖尿病の薬を、
飲ませようとする専門医が多いので国際標準値の方がましかも。
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