手足が壊死する心臓のけいれん!?

2014年7月18日

一昨日、NHKのためしてガッテンで怖い不整脈の特集をやっていました。

それは、あるとき突然心臓が異常にけいれんする病気、その名も「心房細動」。

この病気を抱える人は、全国に推定で130万人いるとされていますが、実にそのおよそ4割の方が、

自分の心臓がけいれんしているという自覚がないといいます。

このけいれんを放置してしまうと、ある日突然手足や臓器が壊死(えし)してしまったり、

突然死を招く危険すらあります。

心房細動の「心房」は心臓にある頭側の部屋で、全身や肺から戻ってきた血液を

受け取って心室に血液を送り込む役割を果たしています。

そして「細動」は、筋肉繊維が連動せずそれぞれバラバラに収縮してしまうことで、

細かくピクピク動くだけで全体としてうまく収縮できない状態のことです。

いわゆるけいれんの状態とほぼ一緒です。

なぜ心房細動で遠くにある手足や臓器が壊死しかねない危険な事態になるのでしょうか?

その犯人は、血管を詰まらせる血栓です。

実は血液というのは、空気に触れたりしなくても、ただ流れが滞るだけで固まってしまう性質があります。

そのためこの心房細動があると、心房内にある血液は一部が上手く流れることができないので固まってしまうのです。

この血栓はかなり大きくなることもあるので、血流に乗って心臓の外へ飛び出すと大変なことになります。

手足の血管を詰まらせるだけならまだマシですが、脳に詰まってしまえば脳梗塞となり、最悪死に至ります。

血栓は、心房がけいれんするといつでもできるわけではありませんが、

とくに夏場は体内の水分が減ると血液が固まりやすくなるので、要注意です。

心房細動が自覚として分かるかどうかは個人差が大きいですが、どんなタイプの方でも、

時々は心室が心房細動につられて鼓動のリズムを乱します。

心房細動が起きやすい就寝前と起床時をねらって脈を測れば、

心房細動が起きているどうかチェックできます。

心房細動はリラックスしているときや就寝中など、

副交感神経の働きが活発なときに起きやすいことがわかっています。

心房細動の初期症状として、胸がもやもやするなど違和感を覚える場合もありますので、

そうしたときにも、脈を測ることをおすすめします。

脈を測る際は、親指の付け根に指を3本当て(分かりにくい場合は首の頚動脈に当てる)、

20秒間ほど脈のリズムや強弱に乱れがないかを確認します。

脈拍数が安静時に毎分100回以上あったり、脈のリズムや強弱が乱れていたりした場合は、

専門医にかかることをおすすめします。

病院で24時間心電図(ホルター心電図)検査を受けると比較的簡単に判断できますよ。

専門病院では、カテーテルによる根本的な方法と抗凝固薬による方法があるようです。

ちなみに、若い頃にサッカーや短距離走など心肺機能を酷使する競技のトップアスリートだった方は、

60才を越えたあたりになると比較的この心房細動のような不整脈を感じるようになる方が増えるといわれています。

発作的に心房細動のような不整脈になった場合、自分の手で自分の胸をドンと強めに叩くと

よくなったりすることもまれにあるようです。

改善する可能性は低いですが、すぐできますし、リスクも全くないのでやってみる価値はあると思います。

参考程度に覚えておくと良いですね。

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