肉食の害を歴史が証明  デンマークの栄養学者ヒンドヘーデの大実験

2013年3月22日

長生きしたけりゃ肉を食べるなという本が人気。

なぜ肉を食べると長生き出来ないのか? 

論より証拠。

日本人の腸は長くて肉食に適してないとよく言われるが、

実は、西洋人でも、肉食で短命になる事を、歴史が証明した事件があった。

それは第一次世界大戦中のデンマークでの出来事。

戦争のため海上封鎖されたデンマークは、食糧を輸入できなくなった!

このとき、食糧大臣となったヒンドヘーデは国内の家畜を全て殺した!

家畜エサを直接、人が食べようと考えた。

その結果は?

私の嫌いなカロリーベースの西洋の栄養学は、

十九世紀にドイツ人のフォイトが考え、

アメリカへ普及し、今では日本を含め世界規模になっている・・・。

 十九世紀から欧州でメジャーな「栄養学」は、フォイトだけでなく、

モレショット、ケョーニッヒなどの研究者が唱えたもの。

それは単純に言うと「体の筋肉は、タンパク質と水から成り立つ。

だから人間もタンパク質をいっぱい摂れば栄養になる」理論。

そう、「肉が肉となるのだ!」(とモレショットは言う)。

 一見わかりやすいが実験の裏づけがない。

肉を食べたら筋肉になるという、理論だけの栄養学。

しかし第一時世界大戦前、デンマークの栄養学者ヒンドヘーデが、

当時、模範的な食事と言われていた、ドイツのフォイト型の食事を実践したら、

どうも体の具合が良くない。

腹は張るし、便秘になるし、よく寝られないし、しかも太ってきた」

 ヒンドヘーデは、教えられたことを素直に信じる秀才型ではなく、

私と同じで、どんなに権威ある人の話よりも自分で試したことを信じる。

悪く言えば疑い深い性格、良く言えば、本物の科学的思考、真実の探究者。

人で、体に良いといわれたフォイト型の食事である、

高脂肪、高タンパクの食材を中心にした、

早い話、デブのアメリカ人が大好きな、肉、油、

そして、やたら消化のいい小麦のパンを食べていた。

しかし、体調が悪くなったため、

「このフォイト型の食事が原因に違いない。」

とドイツ栄養学の権威に疑いを持った。

 おかしい?と思ったら、即確かめてみる、

まるで私みたいなヒンドヘーデ博士は、

さっそく食事を、肉食を避けた「少タンパク質食」の人体実験を始める。

もともと食べていた、穀物を中心に、肉はわずか25グラムほど、

牛乳も小さなコップに一杯だけで、後はジャガイモや、林檎など、

フォイト型とは正反対に戻したところ、

体調はすこぶる良くなり、太った体も元に戻った。

これをヒンドヘーデ教授の本から引用する。

大森憲太慶応大学医科教授 訳

ヒンドヘーデ著『戦時下の栄養』(畝傍書房、1942年)より。

少タンパク質食で、なんら悪い結果は来ないで、むしろ良好。

私の健康は増進した。

私は未だかってないくらい仕事が出来るようになった。

それ以来わたくしは古い学問に対する信用をすっかり無くし、

私自身ばかりではなく、全家族を簡単な少タンパク質食に移した。

 そして子供たちは、同年代の子供よりもずっと良好な発育を遂げたとか。

30年間、自らの食生活をすべてこの信念に基づいてやった。

しかも「この栄養法は非常に安価」だと述べている。 

肉食を避けた「少タンパク質食」の人体実験を初めてから23年後。

ヒンドヘーデ博士は、この実験のあと、

大変な重責を背負うことになる。

もともと、食料自給率の低かったデンマークが、

1918年からの2年間もの間、

第一次世界大戦中にイギリスによって食料封鎖された!

このとき、デンマークの食糧管理委員の要職にあったヒンドヘーデ教授。

食料輸入なしで300万人の国民の食生活を、

なんとかしないといけない食糧大臣となった。

百人分の食料となる穀類やじゃがいもを家畜に与えて肉にしてしまうと、

20人分の食糧にしかならないことを知った。

そこで、まず、全国の豚を屠殺し、その飼料である、

大麦やジャガイモを人の食糧に切りかえた。

この、素晴しい英断の結果、

300万人の国民の飢えを救ったばかりか、

デンマーク人たちの年間死亡率は34%も低下し、

またデンマーク史上の最もすぐれた健康状態になったというデータさえある。

一方、同じく経済封鎖されたドイツでは、これと全く反対の政策をとった。

当時、ドイツの栄養学の権威、ルブナー教授は、

食糧である穀類や野菜を家畜に与え、その肉を人が摂るべきと考え、

それを国策として実行した。

結果は、肉食過剰による発病と死亡者が続出し、

ドイツ人たちは戦わずして敗れた。

後に彼は「ドイツを亡ぼしたのは皇帝ではなく、ルブナーである」

とまで酷評された。

このように肉を食べると長生きできないことは、歴史も証明している。

肉を食べないと小さい頃は身体が小さいそう。

 ただ、成長期が長くなって最終的には肉を食べた子供よりも大きくなる。

 女の子は肉を食べないと生理が遅くなるそうで、

最近の子どもが生理が早いのは肉を食べるためで、

性犯罪やローティーン少女の妊娠事件が増える原因になっているかも知れない。

『生まれてからでは遅すぎる』国際自然医学会会長 森下敬一著 文理書院より。

戦争や凶作で大変な国は人口が増えるという傾向がある。

それは避妊ができる経済的余裕がないからではなく、

肉食を含む飽食が体質を弱くし、

妊娠率を下げるのだと、森下先生も書いている。

肉食の人は短期でケンカ早い人が多く、トラブルを起こしがち。

肉好きの人はガンや心臓病などの循環器系の病気で倒れることが多いなど、

近年の日本人の有病率が、肉が身体に悪いことを証明している。

肉が大好きな人が、健康を維持したいなら、

若杉友子さんの「長生きしたけりゃ肉は食べるな」をオススメする。

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