寝不足の脳は不快になりやすい! 不安やイライラの原因に。
寝不足の脳は不快になりやすい!
2012-07-04 読売新聞 6月28日より
寝不足で不安になったりイライラしたりするのは、
脳が不快なものに反応しやすくなる一方、
怒りなどの抑制が利きにくくなるのが原因と、
国立精神・神経研究センターの三島和夫部長らが、
28日の日本睡眠学会で発表。
研究チームは、20-31歳の男性14人に、
1日4時間と8時間の睡眠を5日間続けてもらい、
脳を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べた。
恐怖の表情の画像を見せると、4時間睡眠で寝不足は、
不安や緊張などに反応する脳の扁桃体(へんとうたい)の活動が、
8時間睡眠に比べて活発になったが、
幸せな表情の画像の場合には違いはなかった。
また、
寝不足時には扁桃体の働きを調節する大脳の皮質の活動が扁桃体と同調せず、
抑制が利きにくいことがわかった。
抑制が利きにくくなる人ほど、
心理テストで不安・緊張や混乱の度合いが高かった。
寝不足は、栄養不足と同じ?!
人間はなぜ睡眠が必要かというと、脳の記憶などを定着させる。
つまり、睡眠をして脳を活性化させることが睡眠が重要。
「たかが不眠」と悔るなかれ。
「睡眠不足は栄養不足と同じようなもの」と
国立精神神経センター保健研究所の白川修一氏は警告。
特に注意が必要なのは高血圧。
睡眠不足は心臓に悪く、
狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳出血、クモ膜出血、脳梗塞)による突然死に?!
肥満にも注意。
米コロンビア大学が約8000人を調査した結果、睡眠が5時間以下の人は、
7~9時間の人に比べ73%と太りやすかった。
これは「睡眠不足は、食欲を抑える物質レペチンが減り、
逆に食欲を高める物質グレリンが増えるため」(白川氏)。
「理想の睡眠は7時間、6時間半~8時間眠る人は健康リスクが低い」と白川氏。
人間は寝ている間に溜まったストレスを解消させたり、
脳の機能を回復させている。
睡眠時間が5時間以下になると、脳の前頭葉の働きが障害を受け、
注意、集中力、判断力、記憶、学習力、感情のコントロール、
意欲など認知機能全般が低下する。
10/1/9号週刊ダイヤモンド新年号より抜粋引用。
現代人の睡眠時間が年々に短くなっている。
大手タクシー会社の「睡眠と安全についての調査」で、
実はタクシードライバーの多くは、
心筋梗塞や脳卒中で死亡する人が事故死より遙かに多い。
これは寝不足が考えられる。
タクシードライバーの多くは、深夜2時過ぎに車庫(会社)に戻り、
それから精算し、日報を書き、洗車する。
これで夏場などは夜があけてしまう。
会社で仮眠をとる人、早朝すぐに帰宅する人たちなど様々だが、
昼過ぎまで睡眠を取り、翌朝早朝に勤務する。
これらの環境で慢性的な睡眠不足に・・・。
また、睡眠不足からかタクシードライバーは肥満体型が多い。
これらに睡眠不足で50歳代で心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い。
また、極度の睡眠不足が継続的に続くと脳のダメージが大きく、
脳機能の回復力も低下。
不健康のスパイラルに入る。
深夜遅くまで月に100時間超の残業をこなす人も睡眠不足が考えられ、
精神的な障害「鬱病」などのリスクも高まる。
人はなぜ睡眠をとらないといけないか?
身体の疲れを癒すだけでなく、
脳の休息、人の脳は睡眠中に記憶を定着させたり、コントロールしている。
睡眠中も意外と活発に働いている。
そして毎日夢を見て、精神状態を安定させている。
私は夢を見たことがないという人は覚えていない、記憶にないだけと言う。
しかし、不眠症の人は、こんなことを知ってしまうと、
余計に、悩み、眠れなくなる。
不眠症の原因のほとんどは、猫背などにより首のこりが原因。
マッサージや薬などに頼るよりも、
姿勢を根本から直してくれる整体がオススメです。
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