原因不明の頭痛!?魚を食べて激しい頭痛はヒスタミン食中毒かも?!
原因不明の頭痛!?
魚を食べて激しい頭痛はヒスタミン食中毒かも?!
ヒスタミン食中毒とは、しめさばやカツオのたたきを食べてなる人が多い。
ヒスタミン食中毒は、昔は、とても多い食中毒でしたが、
現在はクーラーで冷やして運ぶトラックが普及して減少はしました。
しかし、つりを趣味にしている素人が冷やさずに運んできたり、
スーパーから買ってきて冷蔵庫にしまい忘れたり、冷蔵庫の扉が閉まってなかったりして、
小さな食中毒事件はときどきおこります。
これは、「サバに当たった」などと言われ、魚のせいかのように思われますが、
実は細菌が作るヒスタミンが原因で起こる食中毒です。
- ヒスタミンは細菌がつくる
ヒスタミン食中毒とは、ヒスタミンを大量に含む魚介類を食べた後、数分から2、3時間で気分が悪くなる。
嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、舌や顔が腫れる、じんま疹、めまいといった症状を起こす食中毒。
ただし、実際はこの内の2、3の症状しか出ない事が多く、
「頭が痛い!めまいがする!」と言えば一条整体院が良いとばかりに来院された人もありました。
いくら頭蓋骨矯正や骨盤矯正をしても、すっきり改善しなかったので、
「何だろう?珍しいなあ?」と思って手を見ると、
軽い湿疹があったので、「何か変わった物を食べませんでしたか?」
と聞いたところ、
「そういえば、おじさんが釣ってきた魚を食べた後から痛くなってきた!」
ということで、病院で抗ヒスタミン剤を飲めば簡単に改善するのですが、
整体院に来られる方は薬が大嫌いな方が多く、
仕方が無いので、にがりを薄めたお水を大量に飲むか、
スポーツドリンクを4倍以上薄めたお水を飲んで、おしっこや、
ウンチでヒスタミンを早く出せば早くなおりますよとアドバイスして、
お帰りいただきました。
出来れば、ヒスタミン食中毒なら病院に行って抗ヒスタミン剤を飲む事を、
おすすめします。
ヒスタミン中毒からくる頭痛なら、何もしなくても、
半日から1日ほどで自然に改善します。
どの症状が出るかは、食べたヒスタミンの量やお客様の体質によりますが、
比較的に太っている人は、下痢や腹痛などの食中毒っぽい症状が出にくいために、
原因不明の頭痛となります。
ちなみに、痩せた人は下痢をしやすいですが、
素人判断で安易に下痢止めを飲むのは、絶対に辞めてください。
特に心臓や呼吸器の持病のある人は、重症となる危険性があるので、
古くなった魚はご注意下さい。
- なぜ、魚肉中でヒスタミンが増えるのか?
原因となるのは赤身魚(マグロやサバといった血合いが濃い魚)で、
刺身以外でもイワシやサンマの干物やサバ缶でも起こる。
赤身魚は筋肉中にアミノ酸の一種ヒスチジンを多く含む。
魚を室温で放置すると、ヒスチジンをヒスタミンに変える酵素を持つ細菌が増えてヒスタミンをつくる。
また、魚が腐った匂いがするアンモニアなどが少なくても、
ヒスタミンは大量に増えてしまう事があり、気づかずに食べて食中毒になる。
ヒスタミン食中毒を引き起こす菌は、もともと魚の腸内にいる菌のため、
細菌の汚染は魚が水揚げされてから以降に起こります。
冷蔵すれば菌の増殖やヒスタミンの生成を抑えるので、
魚の水揚げから消費者が食べるまでの冷蔵が重要だが、
近年は発展途上国からの魚の輸入が増え、ヒスタミン食中毒予防で最も重要な水揚げ直後の冷蔵が行われてない場合がある。
この場合、菌がかなり増殖して、ちょっとした隙に(たとえば買い物帰りの長話の間に)ヒスタミンを生成してしまう。
またヒスタミン生成菌は低温ではヒスタミンを生成できないとされますが、
大量に菌が増殖した場合は冷蔵中もヒスタミンを生成するとの報告があります。
赤身魚は買ってきたらできるだけ早く食べるか、保存するなら冷凍すべき。
ヒスタミンは102℃で3時間加熱しても一部しか壊れないため、「少しぐらい傷んでいても加熱すれば大丈夫」ではありません。
- ヒスタミン食中毒の予防 まとめ
ヒスタミン食中毒の予防には消費者の注意が必要です。赤身魚は買った日に食べ、保存するなら冷凍しましょう。
子供たちの幸せを願う
〒630-8115 奈良県奈良市大宮町1丁目3-7-2F
0742-35-4976 お気軽にお電話下さい。
9:00~18:00 土曜は14:00まで 水日祝休
↓子育て支援のために、クリックお願いします。
にほんブログ村