「厳しいしつけ」が良い子を育てるのか?アメリカの実験編 少年犯罪に厳罰は良くない?

2015年4月15日

少年犯罪者に厳罰を!というのが、今の日本社会の流れですが、

では、厳しいしつけがよい子を育てるの?

一条整体院は違うと思ってます。

  • アメリカのある民営刑務所の厳罰化実験

厳しく育てれば、正しい子に育つ。

悪い事をしたら、どれほど悪い事をしたのか、

しっかりと理解させ思い知らせれば二度としなくなる。

そんな考えって正しい面もあるのかもしれません。

でもそれが、かえって悪い子を育ててしまう原因になることがあると、

非行少年者から学ぶ、子育て 奈良少年刑務所 教育専門官(臨床心理士)竹下三隆 氏のお話より

で、書きましたが、

アメリカでも実験してましたので、そのお話です。

 今、世界中の先進国では刑務所が満員だそうです。

そこでアメリカでは民間企業に刑務所を任せる州もあります。(日本にも民営刑務所がありますね。)

刑務所の過密状態を解消するために、二度と罪を犯さないように、

再犯率を低くする事が必要ですから、

刑務所の中で受ける更正教育が大切。

そこで、アメリカのある刑務所では受刑者に、

「自分の犯罪が被害者や家族に、どんなに深刻な被害をもたらしたか、

被害者やその家族の人生を破壊したんだ!」

という事実を徹底的に思い知らせ、罪に向き合い、反省を深める教育をした。

罪がもたらす結末さの恐ろしさを知れば、罪を犯さなくなると考えた。

しかし、追跡調査の結果、

この刑務所の再犯率は他の刑務所より高いという結果が出ました。

なぜこんな結果が出たのか?

受刑者たちが、この反省させるプログラムから受け取ったものは、

「あなたには幸せになる資格はない。」

というメッセージだったから。

破滅的なセルフイメージは、破滅的な人生を選ばせる。

幸せではない人は、人を幸せにする力が弱くなる。

罪悪感や自分への嫌悪感は、人生をより良く生きる力にはならないのです。

悪いことをしてしまう人は、悪いことをしたい、悪い人間でいようと、

本気で思っている人はいない、と私は信じたい。

人は誰でも、善い人になりたい、善い事をしたいはず。

しかし、善い事をするためには、

善い事が出来る力が必要です。

残念ながら受刑者たちには、その力が弱いのです。

ぼろぼろに傷ついた彼らの不幸な心には、他人を思いやる力が無いのです。

子育ても同じこと、

傷ついた心に、いくら厳しく接しても、素直な良い子にはなれません。

では、彼らに、他人を思いやり、人を幸せにする、

善いことをする力をつけるにはどうしてあげればよいのでしょうか?

そこで、ノルウエーの刑務所での真逆な実験があります。

子供のしつけをノルウエーの刑務所から学ぶなぜノルウエーの刑務所は再犯率が低い?!

を参照ください。

IMG_0693.JPG

もしも、あなたがイライラして子供に優しくなれないのは、

体のゆがみが原因なのかもしれません。

自分をいじめないで下さい。

自分を責めないで、あなたの心も体も優しくしてあげてくださいね。

ママのための一条整体院(奈良院)

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■典拠文献

ニルス・クリスティ『司法改革への警鐘』信山社、2002
ニルス・クリスティ『人が人を裁くとき』有信社、2006

■参考文献

明橋大二の著書
例えば『子育てハッピーアドバイス』シリーズ。漫画も多く、楽しめます。

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