反省させても犯罪は減らない。非行少年者から学ぶ、子育て。

2012年10月18日

 非行少年者から学ぶ、子育て
 

奈良少年刑務所 教育専門官(臨床心理士)竹下三隆 氏のお話より
 

反省させも犯罪は減らない

子供たちに必要なのは居場所

事件があると、加害者は反省しているか?

と世間は関心を持つが、竹下教官は言われた。

「反省は犯罪の抑制にならない」と。

逆に「反省]すると一時的に問題行動が無くなるが、 

また心のウンチ、(ストレス)を溜めてゆく。

つまり、「反省」が、また次の問題行動のエネルギーになる。

深く反省すればするだけ、

次に起こす問題行動がもっとエスカレートして、

より激しい問題行動となることが多い。

これが分からない親が多い。

問題行動を起こす人には、「反省」と「問題行動」を交互に繰り返す人が多い。

つまり、「反省」や「決意」を強く持つだけでは問題行動は無くならない。

今までの生き方や考え方、人間関係の持ち方等を見直し、

それらを少しずつ変えて行くことが大切。

竹下教官が接した少年で、中学生の頃に幼児猥褻をした子がいた。

そのことで被害者の家に家族で謝りに行った。

そこで被害者の父親から殴る蹴るの暴行で辛い目にあったのに、

その2、3年後、また性犯罪をした。

その子が再犯をした直接のきっかけは女の子にフラレたことだった。

もともと自分に自信が無かった上に女の子にフラレて、

「もうどうでもいいや」と自暴自棄になった。

最初の事件のときに、なぜ自分が事件を起したのか、分かってなかった。

そして、自分を大切に出来なかった。

人を傷つける人は、自分が傷ついている人で、

人を大切に出来ない人は自分を大切に出来ていない人。

「反省」と「決意」では何も変わらない。

余計に悪くなることの方が多い。

大切なのは、過去の生き方や人間関係の持ち方を見直し、

自分や他の人を大切にした生き方が出来ること。

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<目次>

1 少年院や刑務所に入る子どもの親は、一生懸命に子育てをしてきた。

2 反省させても犯罪は減らない。非行少年者から学ぶ、子育て。

■心のごはんと心のウンチ 

■反省・居場所

■我慢・ホンネでつきあえない・自信のなさ

■男性に犯罪が多い理由

■ツヨガリータ・オトナブリータ・カッコツケタリーノ

■非行少年のストレスや寂しさなどに関する調査の結果

■子どものときに身につけてほしいこと

■子育てで私が大切にしていること

■質疑応答

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