帝王切開後も自然分娩が可能なブイバックのメリットとリスクとは?

2016年4月8日

帝王切開後も自然分娩が可能なブイバックのメリットとリスクとは?

帝王切開なんてイヤ!できれば自然分娩で出産してみたい。
でも、帝王切開になってしまったら、次も帝王切開が当然とされて来た。
しかし、医学の進歩で帝王切開経験者の約半数がブイバック可能になった。

VBAC(ブイバック)はVaginal Birth After Cesarean の略

ブイバックの意味は、帝王切開を経験した産婦が、

次の出産で自然分娩をすること。

1度、帝王切開したら、安全のため以後は帝王切開をするのが医学的常識だった。

しかし今、産科医の進歩でブイバックという選択肢ができ、

木下優樹菜や坂下千里子などがブイバックに成功して話題になり、

ブイバックを希望する妊婦が増えている。

しかし、ブイバックは子宮破裂など危険な出産。

ブイバックで子宮破裂が起こる原因

子宮破裂が起こる原因は帝王切開で子宮に傷ができるため弱くなった部分が裂けるため、

子宮が破裂する。お腹の赤ちゃんの成長と共に子宮はどんどん大きくなり、

膜も薄くなるときに傷の部分が硬くなって伸びない、

だからそのまわりの筋肉が余分に引っ張られて弱くなるので、そこから破ける。

ブイバックの危険性はその他にも、大量出血で、当然、ママも赤ちゃんも、

命の危険があるので稀に止血のため子宮を摘出することも。

だから、ブイバックを妊婦さんが、産科が許可するには、厳しい基準がある。

VBAC(ブイバック)可能な条件とは?(病院によって違いがあるが・・・)

1.帝王切開は過去1回のみ!しかも、ふつうの帝王切開法の場合。

子宮を縦に切る帝王切開などは危険、

子宮筋層が縦に裂けた場合等のブイバックは危険。

そのため

一般的な方法で1回の帝王切開歴までがブイバックの最低条件。

帝王切開の後の子宮の縫合の方法によってもリスクは異る。
(一層縫合だと二層縫合の約4倍もリスクが高い)

2.前回の帝王切開後の経過が順調。

3.分娩のリスクがない

例えば、

 ●双子とか逆子ではない。逆子は妊婦整体で改善することもある。

 ●前置胎盤ではない
これは、一条整体院の妊婦整体で2016年4月現在4例中
全員自然分娩に成功している。
(後で載せるが前置胎盤のブイバック成功例もある。)

 ●児頭骨盤不均衡が無い
児頭骨盤不均衡とは、赤ちゃんの頭が大きすぎたりママの骨盤小さいと
難産になり子宮を収縮するとき、子宮に負担がかかりすぎ、
子宮破裂しやい。
前回の帝王切開の理由が児頭骨盤不均衡だと、ブイバックを断る病院は多い。
しかし児頭骨盤不均衡でも整体で骨盤矯正して子宮を立てれば、
子宮口と産道の角度がなだらかになって安産になることが多く、
児頭骨盤不均衡と言われた4300グラムの巨大児が35歳の初産の骨盤回り60センチの、
痩せた妊婦が3時間ですんなり出産して、助産師から「あんた、ほんまに初産か?!」
と疑われた人もいました。

 ●帝王切開以外には子宮に傷は無い
子宮筋腫の手術などで子宮筋層にまで傷があるとブイバックはできない。
 ちなみに、粘膜下筋腫を子宮鏡で手術した場合はまだ可能性がある。

 ●その他胎児に問題なく、妊娠合併症などもない。

4.妊娠41週までに自然陣痛が開始すること。

5.そして必ず、緊急帝王切開ができる設備がある病院で出産すること。

ブイバックのための病院選び

個人病院でも可能ですが、

ブイバックはリスクの高いので、複数の産婦人科医、

麻酔科医、NICUの新生児科医が24時間待機している救急体制が万全の病院。

子宮が破裂したら一刻も早く出血を止めなければ死に至る。

だから、

いつ産まれるかわからないお産のために、

緊急手術のために手術室を1つ準備しておき。

少なくても4人以上の医師や看護師などのスタッフを待機しておかなければならない。

当然人件費もかさみ10万円以上高くなる。

助産院では無理で産院でもブイバックを行ってくれる場合があるが

総合病院の産科の方が安全。

これらが、ブイバックにトライする最低の条件。

実際にどれくらい子宮破裂のリスクが上昇するか?

帝王切開を1とすると

自然陣発:3、3倍

さらに子宮収縮剤を使用すると:4、9~15、6倍

帝王切開に比べてどうしてもリスクは高い

これだけブイバックのリスクを説明すると

じゃあブイバックはやめた方がいいの?

と思いますが、ブイバックのメリットもあります。

  • 自然分娩なら、すぐ赤ちゃんと触れ合うことができる
  • 次回の妊娠時の前置胎盤や癒着胎盤のリスクを上昇させない

この2つが大きな利益。

だから「自然分娩をしたい!」という人は意外に多いが、

お産に「完璧主義」は危険です。

最終的には、リスクとメリットを、

よく考え、家族ともよく話し合って決めて下さい。

最後に帝王切開のデメリットは、

帝王切開術を繰り返すと、次回の妊娠時に、

胎盤が子宮の傷にくっつく確率が上がる。

つまり、次の妊娠で前置胎盤や癒着胎盤の可能性が高くなる。

ブイバックが成功すれば、次回妊娠のそんなリスク増加を防げる。

帝王切開しなくていいなら、なるべく自然分娩で!

医学的リスクだけでなく、人は幸福になるために生きている。

ここまでブイバックの恐ろしさを伝えたが、

ここで前置胎盤なのにブイバックに成功した勇気ある妊婦さんのお話を。

この方は大阪から奈良の一条整体院まで通院されていました。

前回は帝王切開のため、出産時にカンガルーケアができなかった・・・。

産後すぐ赤ちゃんは保育器に入れられ、触らせてもらえなかった。

だから、2人目はどうしても普通分娩で出産したいと。

産道を通して出産をしたい、という気持ちが強かった。

彼女は帝王切開の傷が縦(帝王切開の傷が縦だとブイバックしてくれない病院も)、

しかも前置胎盤のためどうなるかは分からない状態でしたが、

子宮口にはりついていた胎盤が一条整体院の妊婦整体で2回目の施術後の検査で、

2.4センチ上がっており、3回目の妊婦整体で産科医から

「自然分娩の挑戦ができそうだ」

といわれた。

予定日が近づいても、まだ陣痛がなく。(ブイバックの場合、予定日を過ぎたら

帝王切開という病院も多い)そこで、危険を承知で予定日ぎりぎりに妊婦整体を受け、

マイケル先生からの指導された妊婦整体をしたところ、

すぐ陣痛が始まりそのまま分娩室へ。

なんと3時間の安産だった。

「出産時は、マイケル先生から痛くない自然分娩の裏ワザを忠実にやったのおかげか、

 ぜんぜん痛みも無く楽でした。」

とのこと。

赤ちゃんに予定日の予定時間に産まれてくるように言い聞かせをしていたために、

ご主人の立ち会いもでき、元気な赤ちゃんを出産できました。

「念願の我が子をカンガルーケアで抱くことができましたし、

 初日から一緒に寝ることもでき、本当にしあわせでしたした。」

とのこと。

帝王切開に比べて産後の回復も早く、出産後数時間で歩け、

すぐにゴハンも食べられ、シャワーも浴びることもでき、

帝王切開の後の傷の痛みや癒着がないためか赤ちゃんのお世話がラクで、

入院期間も若干短くてすみました。

ただし、かなり大きい病院でなければ対応は難しく、

ブイバックの場合はダブルセットアップといって、分娩時には分娩室に助産師看護師6名!

緊急帝王切開の準備と人員を必ず確保するために人件費が2倍!

なので、出産後に請求された額は70万円を超えたそうでした。

しかも、国からの補助などは一切なし・・・。

「お金の面では、少子化と言いながら何もしない国に不満はありますが、

 前回帝王切開で前置胎盤にも関わらず、骨盤嬌正で子宮に近い胎盤をあげて下さり、

 陣痛促進剤さえ使われることなく100%自然分娩で赤ちゃんが生まれたことに、

 一条整体院のスタッフの皆様に感謝しております。」

と幸せそうでした。

ママのための一条整体院(奈良院)

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