出産直後、妻の愛情が急に無くなる!NHKあさイチ 夫婦を壊す?産後クライシス

2012年9月9日

 夫婦を壊す?! "産後クライシス"

NHKあさイチ9月5日(水)より

幸せなイベントであるはずの出産。 

しかし、

出産直後、妻の愛情が急に無くなると、

 300人の調査で明らかに。

また、別の研究で、この夫婦関係の悪化は、 

何年たっても改善しないとのデータも!

実は、産後は夫婦の大きな危機。

こうした問題はこれまでは、

育児ノイローゼ 産後ブルーなどの言葉で、

母親だけの問題かのように言われてきた。

しかし、NHKあさイチではこれを夫婦の問題と捉え、

「産後クライシス」と名付けたのは、

産後のママたちの苦労を、理解した言葉で、

よくぞ放送してくれたと、褒めたい。

驚きの事実!

夫(妻)を心から愛しているという、

夫婦の割合を調査したのは、

ベネッセ次世代育成研究所で、全国の288組の夫婦を対象に、

妊娠期から2歳児期までを2011年まで追跡調査した。

 産後クライシスグラフ.JPG

 妊娠期には男女ともに74.3%も愛していたのに 

産まれた直後の0歳児期では男性も63.9%と減ったが、

なんと女性は45.5%に急低下。

1歳児期にも低下は止まらず男性も54.2%

女性は36.8%にまでと、妊娠期の半分にまで低下してしまう。

産後に男性が家事・育児に協力するかが妻の愛情に関係あった!

なぜか?

また、なぜ女性の方が著しい減少をみせるのか。

調査したお茶の水女子大学の菅原ますみ教授らの研究によると、

『夫からのねぎらい』『夫の家事や育児への参加度』が強く関係している。

菅原教授は、

妊娠時と子どもが1才の時期に『愛情が変わらない』と答えた妻たちに注目。

『夫は妻の家事や子育てをねぎらってくれる』と答えた妻の47.1%。

また『家事・育児を助け合っている』と答えた妻の41.2%。

『夫と一緒にいると本当に愛していると感じる』と答えた一方、

ねぎらいが少ない場合はわずか10.2%。

育児家事参加が低い場合は20.5%にとどまった。

これは夫にねぎらいの気持ちがあると育児参加につながり、

また、男性が育児参加すると、

妻の大変さを実感して、心からねぎらいの言葉が妻にかけられるようになり、

妻の側も夫への愛情を感じる良いサイクルがあるということ。

これに対して男性側が「家事や育児は女性がするのが当然」と思っている場合は、

育児参加も低いため妻の愛情が下がると悪循環に陥ると分かった。

また、NHKあさイチがインターネットで、

1200人アンケートの結果。

産後クライシスがあった人の多くが

『出産後の夫の家事育児への非協力』に不満があった。

 NHKあさイチで取材した東北地方のある主婦の産後は10年にもなるが、

産後の夫の言動が今でも忘れられず、

そのせいでその後の夫を全く信頼できなくなった。

また、ふたりだけのラブラブな夫婦生活を10年近く続けてきたにも関わらず、

出産後わずか1年半で離婚した女性は、

『産後の半年が結婚10年の中で一番辛い時期だった。

その時に助けてもらえなかった事は夫へのわだかまりとして今も残っている』

と。

産後クライシスをいかに克服するか?

それは『夫が父親として自覚をもち、産後に家事・育児協力をする事』。

NHKあさイチではインターネットのアンケートを通し、

『産後クライシスが起きなかった』という妻たちは、何をしたか、ご紹介。

1.自分が何をして欲しいか言葉で伝える。

我慢せずに自分の状態やして欲しい事を夫に言葉で伝える。

『問題を1人抱え込みがちな女性』が産後に精神的に追い詰められている時に、

夫から『察してもらうじゃなくて、言葉にしてもらわないとわからない』と。

指摘された事をきっかけに、

夫と話し合い、関係が回復したというケース。

(参考『男の人は察する事ができない。だから言葉で伝えよう』

 女性の産後ケアに長年取り組んでいる。

「NPO法人マドレボニータ」の吉岡マコさんのおススメ。

2.家事協力してくれた夫をほめる。 

夫が家事や育児協力をしてくれた場合、しっかりほめることが重要。

取材したママのケースで、夫が子どもを幼稚園に連れて行く際に

『ママ友を通して夫をほめてもらう』という高度なテクニックで、

夫を家事や育児をさせた。

また、『姑に細かく指図されるのが本当に嫌だった。

夫も妻に言われるといやだろうと思い、

ひたすらほめることで伸ばしています』という女性も。

今回、NHKあさイチに出演した荒木次也さんや、

育児や家事の作家の百世瑛衣乎さんも『相手をほめる事』の重要性を指摘。

百世さんは男性が『すごい』と言われる事が好きと指摘。

 一条整体院の産後のママにアドバイスしても、

始めはイライラしていて「なんでこんな夫をほめないといけないの!」

「褒めるところなんかない!」と感情的な人も多かったが、

整体で首が和らいでくると、イライラも和らいで、相手の優しさも見えてきて、

褒めるタイミングが分かってきたりする。

男は単純な生き物、大きな子供を育てるつもりで試してみては?

 

3.男が家事をした場合『6割でOK』とあきらめる

 男性は育児や家事は女性よりできない。

とりあえず出来るようになるまでは

『家事の完成度は6割でOK』と考える事も重要。

そうしないとイライラするし、男性も自信を無くしたり、

不満そうな妻の顔を見て、怒って全くしなくなったりしてしまう。

(続けていれば男性の家事や育児能力は上達します。

大きな子供を育てると思って我慢しましょう。)

荒木さんは男性が仮に手伝った場合に、

女性がその完成度に不満をぶつけると、

男性のやる気がなくなる事を指摘。

特に以下のような言葉に気をつけると良い。

産後クライシスワード.JPG 

産後クライシスをこじらせた方の場合・・・夫婦の問題についてカウンセリング

を行ってきた荒木次也さんによると、実際に夫婦仲に問題を抱え40代、

50代になって荒木さんの元を訪れる人の半分は産後から問題を抱えているという。

荒木さんはそうした問題を抱えた人が集まって話し合う場所を作り、

そこで第三者同士が会話する事で自分の間違っていた点に気づいてもらおう

という取り組みを行っている。

『今の不仲の原因は産後から起きていた』という事に男性や女性が気づくのが、

夫婦関係を回復させる第一歩になるという。

 

里帰りに意外な落とし穴

 日本の都市部では里帰り出産は多い。

NPO法人マドレボニータが都市部周辺に住む620人を対象に行った調査では、

およそ57パーセントが里帰りをしたと答えた。

しかし、里帰りには『夫と一緒に子育てを0から始められず、

父親としての自覚が生まれにくい』という落とし穴もあると分ってきた。

(参考 横浜創英大学の久保恭子教授が首都圏に住む196人の父親を対象にし

た調査のデータからは「里帰りをすると夫が父親としての実感を抱きにくくな

る」との傾向が浮かび上がり、

里帰り男性の父性を阻害する恐れがある事を指摘しています)

NHKあさイチでは『産前産後で3か月里帰りをした女性』が

『里帰り中の安心感と里帰り後の夫の非協力とのギャップ』に苦しみ、

最終的に『夫より実家の方が頼りになる』と考え離婚したケースもあった。

『産後クライシスがあることをあらかじめ知っておいて、

夫と対策をとれていれば違った結果になったかもしれない』と女性は話す。

<都市部の女性>

・産後に離婚したいと思った事がある?

はい・・・52パーセント

いいえ・・・48パーセント

NPO法人マドレポニータ調べ

上手な里帰りの方法 番組では上手な里帰りの方法を紹介。

<離れてる時>

・まめなコミュニケーション

・夫が来たら育児を体験

<里帰りから戻る時>

・夫に前もって掃除してもらう

・夫の参加はできる事から

場合によってはサポートに頼る事も重要!

NHKあさイチでは夫婦が暮らす地元で子どもを産み育てる事についても取り上げた。

平成23年度のデータでは男性の育休取得率は2.63パーセント。

夫だけをあてにして地元で出産する事にはなかなか勇気が必要です。

こうした中、地方によっては日中家事や育児を助けてくれる人がいない場合、

育児ヘルパーに補助金をだしてくれる所がある。

NHKあさイチでは里帰りできなかった夫婦が国分寺市の制度を利用し、

産後クライシスに陥らなかったケースを取り上げた。

また、これ以外にもシルバー人材センターやファミリーサポートという

地域の住民の助けをかりる事業が、各地で広がっている。

(育児ヘルパーへの補助について、各役所にお問い合わせください)

産後は夫婦にとってクライシスであると同時に、

夫婦の絆を深めるチャンスでもある。

産後クライシスを上手に解決した夫婦は、

夫婦仲も子どもとの関係も良くなり家庭生活に大きな楽しみを見出す。

女性にとっても男性にとっても負担の大きい産後だが、

この時期を上手に乗り切れば、 

その後、

子どもの反抗期や勉強や進学問題など、

ともに立ち向かう態勢が作りやすく優秀な子を育てる家庭を作れる。 

家事や育児をこのとき男に、しっかり教育しておけば、 

定年後も粗大ゴミのような、何もしない迷惑な夫ではなく、

家事を分担して、二人にとって、充実した豊かな時間を過ごせる。

そういう意味でも夫婦にとって、

家族にとって大きな意味のある時期。

 

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