マッケンジー法で、腰痛の原因を見わける方法。
マッケンジー体操で、腰痛の原因を見つける方法。
腰痛の多くは、整形外科的な腰痛。
このような腰痛の真の原因は、レントゲンやMRIでも、
整形外科医に、正確に判断するのが難しい。
しかし、
穴吹弘毅医師によれば、
MRIと、マッケンジー体操判断法で、
ほとんどの腰痛を正確に判断できるという。
整形外科的腰痛と判定されたら、
腰痛の原因をハッキリさせるために、マッケンジー体操を行う。
ただし、無理は禁物、痛いのに無理に曲げて悪化させても自己責任となります、
心配なかたは、
穴吹整形外科クリニック
静岡県裾野市伊豆島田831-1 TEL: 055-995-1010
また奈良近辺の方は一条整体院まで。
時間やお金がなく、体力や器用さに自信(過信ではありませんね?)ある方はお試し下さい。
マッケンジー体操によって腰痛の原因を見つける3ステップ。
●ステップ 1
立ったままで前屈(腰を前に曲げること)
と後屈(腰を後ろに反らすこと)をそれぞれ五回ずつ行う。
その結果、
前屈したときだけ痛みや運動制限があった人はAタイプ
後屈だけ Bタイプ
前屈も後屈でもCタイプ
前屈、後屈のどちらでも痛みや運動制限がなかった人は、姿勢性腰痛と判定。
この場合、ステップ2に進む必要なし。
姿勢性腰痛は、
悪い姿勢が原因、腰椎の前弯を保つよう心がければ、痛みは和らぐ。
整体院で1回で改善するタイプの腰痛。
●ステップ2
ステップ 1 のタイプに応じ、
マッケンジー体操の前屈体操と後屈体操を試す。
Aタイプの人はイスに腰かけて前屈体操。
Bタイプは、うつぶせに寝て腰をそらせる後屈体操。
Cタイプは前屈と後屈の両体操を行う。
そして、腰痛改善の効果を確認。
効果とは、
痛みが楽になる、腰の可動域が広がる、
痛みの中央化(腰の左右や足に及んでいた痛みが
腰の中央に移動すること。痛みが良くなっているサイン)
などが起こること。
●ステップ3
ステップ2で行った前屈体操と後屈体操の結果、
腰痛の原因を判断。
ステップ 1 でAタイプの場合、
ステップ2の前屈体操で、改善した人は椎間関節性腰痛、
改善しなかった人は筋・筋膜性腰痛が疑われる。
椎間関節性腰痛は、腰椎を形成する椎骨の
背中側にある椎間関節がズレて痛みを引き起こす腰痛、
これも整体院で1回で楽になる可能性の高い腰痛、
いわゆるカイロプラクティックのボキボキでもズレが直ると楽になる。
ただし、筋肉が縮んで関節がズレているのに、
ボキボキだけでは、すぐにまた痛くなる可能性が高いため、
だからボキボキ系の整体、カイロは毎日10回くらい来院するようにすすめる。
筋肉やゆがみの元の骨盤や頭蓋骨や頚椎まで直すソフト系整体院やカイロなら
だいたい2~3回でほとんど楽になる。
筋・筋膜性腰痛は肉離れのようなもの、これは炎症が起こっていてやっかい、
筋肉だけでなく関節もズレているが、痛くて力が抜けないから、ボキボキ系整体院では直せない。
直接矯正が難しいため、アトラス系カイロなら頚椎の矯正のみで自然によくなるのを待つ、
人によって結構らくになる場合もあるが、骨盤矯正や頭蓋骨、全身の筋肉バランスを整えるほうが、
早く楽になる一条整体院で3~6回ぐらい。
ステップ 1でBタイプかCタイプだった場合、
ステップ2の後屈体操で腰痛が改善した人は椎間板ヘルニア、
症状が改善しなかったら腰椎分離症や仙腸関節性腰痛を疑う。
椎間板ヘルニアは、
椎骨の間でクッションとなる椎間板が変形して
神経を圧迫するとおしりから足にしびれるような激しい痛みが起こる。
本物の椎間板ヘルニアなら普通の整体院では、
賠償保険が使えないため断るところも多い。
手術がいいと整形外科はすすめる。
当院では骨盤矯正などとSOTというカイロの技術などを使う。
ただ、整形外科の誤りが多く、
ほとんどは、椎間関節矯正や骨盤矯正とストレッチだけでも痛くなくなる。
腰椎分離症は、
椎骨の後方にある関節突起という骨が、疲労骨折によって分離する病気。
10代前半の子に過激な運動をさせる時に起こりやすく、
骨折がくっつくまで2~3ヶ月安静にするしか改善しません。
牛乳や乳製品のカルシウムは骨を弱くする、
骨ごと食べれる魚やコンブ・ワカメ・カツオ節など海のカルシウムと、
ビタミンDをたっぷりとる。
ベッカムは猫の唸り声を聞くと早く改善したとか。
腕の良い医師ならレントゲンでわかるが、藪医者でもMRIならわかる。
仙腸関節性腰痛は、
骨盤を構成する仙骨と腸骨からなる仙腸関節が歪むために起こる。
原因は横すわり、片足重心で立つ、足を組む、などの悪い姿勢や、妊娠、出産、
まれにストレッチやヨガや太極拳などでムリをした時など。
当院ではこれはAKAという技術で直していたが、まれに後から違う痛みが出ることもあり、
最近はこれもSOTを使っている。
まとめると、
前屈体操で痛みが改善する場合 ほぼ椎間関節性腰痛
後屈体操で痛みや運動制限が改善される場合 ほぼ椎間板性腰痛
前屈体操・後屈体操のいずれによっても
痛みや運動制限が改善しない場合はほぼ仙腸関節性腰痛